推進工事は「非開削工法」と呼ばれる工事になります。
私たちの生活に必要な電気・ガス・上水道・下水道・通信網の多くは地下に埋設されています。そのなかでも上水道・下水道・ガス管は地下に張り巡らされており、街を安全・衛生的に保っています。
これらの管路は、特殊な施工方法で掘削・埋設されています。管路は長距離に及ぶため、交通渋滞や騒音・振動は、最小限に抑えることが重要とされています。
推進工事は、工事区間の両端に、発進立坑(はっしんたてこう)と、到達立坑(とうたつたてこう)を設置するのみで、工事期間中の都市環境への影響を最小限に抑える工法です。
シールド工法は、掘削機の後部でセグメントを組立て、そのセグメントを反力にして掘り進む工法です。常に掘削機本体をシールドジャッキで推し進めるため、施工距離の制限がなく、複合曲線、大口径の掘削が可能です。
地下鉄・海底トンネル・共同溝等、幅広い施設工事に利用されています。
推進工法とシールド工法との大きな違いは、シールド工法は掘削機を油圧ジャッキによって直接前進させて、シールド機内で、セグメントを組み立てて、組み立てられたセグメントを反力にして前進するのに対して、推進工法では、発進立坑に設置した油圧ジャッキにより、推進機や推進管を直接前進させます。管路の距離・位置・線形・工事費により、どちらの工法でおこなうか比較検討されます。
搬入・搬出計画のご提案や技術サポート。メンテナンスおよび機材改造も承ります。
・小口径掘進機(φ200~700)
・中口径掘進機(φ800~1800)
・大口径掘進機(φ2000~2800)
・周辺機器(油圧ジャッキ、配管類)
・測量機器(曲線施工補助システム)
・その他各種機材